プラスチックガイド

航空機

航空機は空を飛ぶため、軽量化がもっとも重要視されます。新しい飛行機では機体の大部分がプラスチック製です。環境・資源問題への関心の高まりから、強くて軽い炭素繊維強化エポキシ樹脂(CFRP)が多く使用されています。軽くて強い「炭素繊維」は,日本生まれ、日本育ちの材料です。また、窓ガラスにはアクリル樹脂シートを何枚か重ねたものを使っています。アクリル樹脂は比較的衝撃に強く割れにくく、ガラスよりも軽量ということで採用となっています。

航空機の内装

航空機の内装も、ほとんどがプラスチックです。航空機の壁には、エンジン騒音が客室に響くのを防いだり、室内の温度を維持したり、万一の場合に衝撃を吸収したりといろいろな役目があり、硬さや発砲倍率の異なる発砲ポリウレタンが採用されています。