プラスチックガイド

ポリマーアロイ

プラスチック同士を混ぜて各々の長所を生かしながら性能を改良することはよくありますが、予想を超えた性質が得られることもあり、アロイ（合金）と呼ばれています。アロイ（合金）は大きな可能性がありますが、大変高度な技術を必要としているので、慎重に扱わなければなりません。アロイの実用例として、エラストマーを添加して耐衝撃性を向上させることはかなり一般的です。用途としては、電気製品シャーシ、自動車部品、自動車外装、日用品、バンパーなどに使われています。

ポリマーアロイ開発面での特徴

ポリマーアロイは、初期投資が少なく市場の要求に早くに対応が可能であり、材料の設計の自由度が大きいものとなっています。高度な複合特性の実現が可能で、消費されるプラスチックの約16％がポリマーアロイと言われています。