プラスチックガイド

自動車

自動車はオイルショック後、軽量化が目標となって事業がすすめられてきました。まだまだ全面的な採用にはいたってはいませんが、今現在のプラスチック使用量は、車全体の重量の10%強程度となっており、これからも使用量は増えていくとみられます。乗用車の内装やシートのレザー仕上げでは、今ほとんどがポリプロピレン製となっています。自動車の外装でプラスチックが使われているのは、最近ボディと一体化したものが多い、バンパーです。ほとんどがポリプロピレンにゴム成分を追加したもので、衝撃の吸収性向上にも役立っています。

エンジンルーム

エンジンルームで使用される材料には、耐熱性と耐油性が必要となってきます。ガラス繊維強化ポリアミドは、この点で一番の材料となっています。ブレーキオイルタンクなど吸気系の部品やタンク類ではあまり高温にならないため、ポリエチレンが使用されることが多いようです。